ファン・ハール戦術を伝説の名手が一刀両断 「創造性と勇気が欠落している」
「中盤の準備不足」とルーニーを擁護
また現在不振に陥っており、批判を受けることの多い、かつての同僚FWウェイン・ルーニーについて、スコールズ氏は次のように擁護している。
「創造性と決定力の部分を指導することは最も難しい。日曜日のダービーを見たが、ルーニーの動き出しは素晴らしかった。だが、彼があのチームでプレーしている時に、誰も彼にパスを出す準備ができていない。20分経った後、みんな髪の毛をかきむしるぐらいイライラしているのではないかと思った」
スコールズ氏はチームとして、ルーニーの動き出しに対応できていないと分析している。
「私は最高のフォワードとプレーしてきたが、彼らはこのチームではプレーできないだろう。ルート・ファン・ニステルローイ、アンディ・コール、ドワイト・ヨーク、テディ・シェリンガムがそうだ。ボックス内にクロスが入らずに、中盤が動き出しを見てくれなければね」
ボール支配率を高めているユナイテッドだが、前線への効果的なパスは少ないと、リーグ4位につける名門に警鐘を鳴らしていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2