日本でも活躍の元韓国代表MF、過去のうつ病を告白 「治療して、より強くなった」
横浜FMや柏で活躍したMFユ・サンチョル氏 「2013年はうつ病の治療をしながら過ごした」
横浜F・マリノスや柏レイソルで活躍した元韓国代表MFユ・サンチョル氏が、韓国テレビ局「MBC PLUS」のインタビュー内でうつ病を発症していた過去を明かした。当時を振り返り、「5カ月間、人には会わず家にいました」と回想している。
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蔚山現代を経て、1999年に横浜F・マリノスに加入したユ・サンチョル氏は1年目から22試合7ゴールと活躍。2年目には22試合17ゴールと自己キャリアハイの得点力を見せつけた。2001年から1年半にわたって柏レイソルでプレーし、2003年途中から古巣横浜FMに復帰してリーグ連覇に貢献。韓国代表としても、1998年フランス・ワールドカップ(W杯)に続き、2002年日韓W杯でベスト4躍進を支える1人となった。
ユ・サンチョル氏は2006年に現役引退後、指導者に転身。2011年途中からKリーグ1部の大田シチズン監督に就任し、苦戦していたチームの立て直しを図りながら15位で残留を決めた。翌シーズンは順位を上げて13位でフィニッシュ。2年連続で残留に導く手腕を発揮したが、ユ・サンチョル氏は退任した。
その背景にはうつ病があったようだ。同氏は「選手たちがサッカーに集中できる環境を作ろうと努力したが、容易ではないことも感じた」と当時を回想。さらに「2013年はうつ病の治療をしながら過ごした」と告白している。
「2012年のシーズンを終えた後、『ああ、もう誰も傷つけてはいけない』と思った。そして、『ヒディンクは初めから上手くいっていたのか?』と考えた」