Jリーグ参戦も噂されるロッベン、去就への迷い吐露 引退も「選択肢の一つだが…」
バイエルン最終戦を前に記者会見 「タイトルを取って終わるのが夢」と必勝誓う
バイエルン、そしてオランダ代表の“翼”として長年活躍したFWアリエン・ロッベン。今シーズン限りでのバイエルン退団が決まっており、その去就が注目されるが、18日のブンデスリーガ最終節フランクフルト戦を迎えるにあたっての会見で「引退も選択肢の一つである」と語ったと、英公共放送「BBC」やオランダのサッカー専門誌「Voetbal International」などが報じている。
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2009-10シーズンに加入したバイエルンでは、元フランス代表MFフランク・リベリーとの“ロベリー”コンビで相手を蹂躙し、計7回のブンデスリーガ制覇を経験したロッベン。2位ドルトムントに勝ち点2差をつけ、首位で迎えるバイエルンでのラストゲームについて、「すでに頭の中で3回プレーしている。タイトルを取って終わるのは信じられないことだし夢だけど、実現する必要があるよね。上手くいくと確信しているよ」と、フランクフルト戦を制して有終の美を飾りたいと考えているようだ。
その一方で迷いが垣間見えるのは、バイエルン退団後の身の振り方だ。
「決断を下すのが遅れているわけだけど、それは自分自身の怪我があるからだ。もちろんピッチに戻ってきたいと思うし、その際は自分の将来について考えたいと思う」
迷いの理由は、破壊力抜群のドリブル突破の代償としてダメージを負ってきた肉体面にあるのだという。「簡単な選択肢じゃないんだ。フットボール的な感覚だけでなく、家族との関係を含めて全体的に考えて正しい形にしないといけない」と考えており、こうも話している。
「最も簡単な方法は、辞めることだと思う。それもまた自分にとっての選択肢の一つだけど、ただそうするかどうかはまだ確かじゃないんだ」
ロッベンにはイタリアの名門インテルやかつて所属した母国オランダのPSV、日本代表MF堂安律が所属するフローニンゲン、そしてJリーグ入りも噂されている。今もなお引く手あまたであることは確かだが、プレーを続けるか否かはロッベン自身のモチベーションにかかっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)