元韓国代表のレジェンドMF、Jリーグ移籍時の衝撃を吐露 「韓国とは次元が違った」

来日当初はフィジカルコーチの言葉を聞かず 「ところが数日後…」で一変

「1999年に横浜FMへ移籍した時、フィジカルコーチがいた。私のフィジカル面の管理をしてくれていたが、私はフィジカルコーチという存在に慣れておらず、言うことを聞かずにいた。当時のJリーグはKリーグよりもトレーニングの強度が弱かったので、毎日居残りで練習していた時、フィジカルコーチにこう言われた。『実戦で最高のパフォーマンスを見せたいなら、チームのトレーニングに集中しなさい』と」

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 フィジカルコーチから助言を受けたユ・サンチョル氏だったが「聞かなかった(笑)」という。当時、韓国代表にまで上り詰めていたプライドもあった。しかし、同氏は後悔することになる。

「ところが数日後に負傷した。フィジカルコーチが来て『こうなると思っていた。だから居残り練習を止めたんだ』と言っていた。それからはフィジカルコーチの言葉を、無条件で聞くようになった(笑)」

 そうした経験を経て横浜FMでの2年目には17ゴールと大暴れし、第1ステージでは優勝に貢献している。また韓国代表や母国クラブの動向を見て、改めてJリーグのシステムの先進性を感じたという。

「韓国代表には、2002年にフース・ヒディング監督がレイモンド・フェルハイエン氏を連れて来るまで、フィジカルコーチという概念がなかった。2002年以降、ようやく韓国クラブも必要性を感じ始めた。それを見て、Jリーグのシステムは整っていると感じた」

 2006年に現役を引退した同氏は、大田シチズン(2011~12年)と全南ドラゴンズ(2017~18年)を指揮。そして今月14日、仁川ユナイテッドの監督就任が発表された。自身3クラブ目の指導となるが、どのようなサッカースタイルを見せてくれるのだろうか。

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