ミラン本田、顔見せ出場も短時間に3度のボールロスト 採点つかずも伊紙が皮肉
送られた厳しい視線
日本代表MF本田圭佑は、28日の本拠地キエーボ戦で後半39分から途中出場となった。1-0でリードして迎えた終盤、3試合連続での顔見せ程度の出場機会となったが、地元メディアからは3度のボールロストを痛烈に皮肉られている。
イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は5試合連続で先発落ちとなった本田について、出場時間の短さから採点は付けなかった。だが、寸評ではアディショナルタイムの3分間を含めた短時間のパフォーマンスについて厳しい視線を送った。
「光をあてることもできずに少ない時間しかプレーできなかった。それでも3回ボールを失う時間はあった」
この短時間でのボールロストは、酷評の対象となっている。この日、本田はシュート0本。インターセプト0回、パス成功2回というプレー内容だったと、データで紹介している。
この日のMVPは左ウイングで先発したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの6.5点。最低点はDFマッティア・デシリオの5点。本田と交代でピッチを去ったMFアレッシオ・チェルチは5.5点という評価だった。
1年以上リーグ戦でゴールから遠ざかっている本田は、喉から手が出るほど結果が欲しいところだ。だが、リードを守りきる最終局面で、短時間ではシュートにも至らない。2連勝と流れに乗りかけているチームの勢いに同調したいところなのだが。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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