名将ファーガソンは驚異のタイトル獲得数「49」　ペップはどこまで近づけるか

　一方、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドでライバルとして立ちはだかったモウリーニョ氏は、これまでに7つのクラブで監督を務めて「25」のタイトルを獲得してきている。しかし、グアルディオラ監督が今季のシティを優勝に導いたことで、タイトル数でモウリーニョ氏を上回ることになった。さらに、今季のシティにはFAカップのタイトルが残されていて、その差を広げる可能性がある。

　獲得タイトル数から考えればグアルディオラ監督もモウリーニョ氏も、名将中の名将なのは言うまでもない。しかしながら、上には上が存在する。ユナイテッドで長期政権を築いたアレックス・ファーガソン氏の獲得タイトル数は「49」。その他にも、シャフタールで栄冠を築き上げ今年2月までトルコ代表の監督を務めていたミルチェア・ルチェスク氏が「32」、ディナモ・キエフや旧ソ連代表で監督を務めた故ヴァレリー・ロバノフスキー氏が「30」、スイス代表の監督として臨んだブラジルW杯で監督業から引退したオットマー・ヒッツフェルト氏が「28」となっている。

　歴代の名将たちは長い期間をかけて、それだけのタイトルを獲得している。それに対して、グアルディオラ監督はトップチームを率いるようになってからの10年間で26個のタイトルを獲得。異常なハイペースで栄冠を積み重ねている。果たして、グアルディオラ監督は生涯でいくつのタイトルを獲得するのだろうか。

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