「最も運に見放された人物」 ディバラ、両ポストを叩く“不運すぎる”シュートに脚光

ローマ戦、ディバラの両ポストを叩く不運なシュートに伊メディアが注目【写真:Getty Images】
ローマ戦、ディバラの両ポストを叩く不運なシュートに伊メディアが注目【写真:Getty Images】

ローマ戦の決定機に伊メディア注目 「ユーベの10番のゴールとなることを拒んだ」

 ユベントスは現地時間12日、セリエA第36節でローマと対戦し、敵地で0-2と敗戦。再三攻め込みながらも決定力に欠けたユベントスだが、それを象徴するかのようなアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの両ポストを叩く“不運すぎる”シュートに伊メディアも注目している。

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 前半から試合の主導権を握るユベントスは、コロンビア代表MFフアン・クアドラードがゴール前での決定機を外し、ディバラもビッグチャンスで相手GKのスーパーセーブに遭うなど、圧倒的に攻め込みながらもネットを揺らすことができない。そんな不運を象徴するかのような場面が、0-0で迎えた前半28分に訪れた。

 ペナルティーエリア中央で味方からの横パスを受けたディバラは、相手守備陣の密集の隙を突く左足の強烈なダイレクトシュートを放った。完璧なコースを突いた一振りだったが、相手GKに紙一重で弾かれたシュートがわずかにコースを変え、ボールは左ポストを叩いた。コースが変わりゴールラインの並行線を辿ると、今度は右ポストを叩き、最終的には相手DFにクリアされることとなった。

 両脇のポストを叩く不運なシュートに伊メディア「VecchiaSignora.com」は「ディバラはユーベで最も積極的な人物の1人だったが、同時に最も運に見放された人物でもあった」と見出しを打って報じ、「盛大なパレードとポストによって妨害された」と表現。「コースを突いたシュートは、ローマの守護神をかすめてポストを叩いた。ボールははね返ったが、反対側のポストに当たり、ユーベの10番のゴールとなることを拒んだ」と主張している。

 後半に入り、裏に抜け出したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが相手GKとの1対1を決め切ったものの、ギリギリのオフサイドを取られノーゴールに。最終的には前がかりになったところを逆手にとられ2失点を喫し、敗れることになった。リーグ優勝はすでに決しているものの、ユーベにとってはフラストレーションの溜まる試合となったに違いない。

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