本田ベンチ外の危機 ミラン監督が次節でフランス人FWの復帰を示唆
バロテッリ、メネズも復帰すれば…
指揮官はニアング以外にも、重要な選手の復帰見込みを口にしている。昨季16ゴールのFWジェレミー・メネズは腰痛の手術後のリハビリミスから年内の復帰が絶望とされているが、悪童FWマリオ・バロテッリにはスピード復帰の可能性があるという。
今後、前線のタレントが徐々に戻れば、現在ベンチを温めている攻撃陣がスタンドに押し出されることになる。キエーボ戦のベンチに座ったアタッカーはアドリアーノ、本田、そしてスソの3人。仮にニアングとバロテッリが復帰すれば、出場機会のないスソに加えて、5試合連続スタメン落ちで、3試合連続で試合終盤での顔見せ程度の出番にとどまっている本田が、その座を失う可能性もある。
ピッチ外での経済効果から、アジア市場向けの「マーケティングマン」、そしてベンチ要員を意味する「パンキナーロ」という、ありがたくないニックネームをイタリアメディアから与えられている本田。地元紙は契約上の条項で試合に出場し続けているという、厳しい見方も示していた。
すでにリーグ戦で1年以上ゴールから遠ざかっている不発の背番号10は、このままベンチメンバー23人から陥落してしまうのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images