なでしこW杯メンバー23人、期待される新旧融合のサイクルと本大会へ修正すべき課題
複数人をかけた攻撃で強豪国からゴールを奪えるか、ハイクロスへの対策をどう講じるか
直近の試合に出場していないMF阪口夢穂(ベレーザ)については「所属クラブのほうと連絡を取りながら決めた」とのことだ。初期からの活動で、全幅の信頼を置き、長期間、親善試合の10番を空き番号にしていたほど。大会に間に合うのであれば、プレー面以外に精神的支柱として必要ということだろう。
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この後、チームは5月下旬の国内合宿を経てフランス入り。6月2日には現地でスペインとの親善試合を行う。
3枚、4枚と多くの人数をかけてボールに関わっていく日本の攻撃が、鋼鉄の鎧で覆われたような強豪国のゴールをこじ開けられるか。今年の5試合でも不安を残したハイクロスへの対策をどう講じるか。本大会初戦となる6月10日のアルゼンチン戦に向けて、最後のブラッシングをきっちりしてもらいたい。
(西森 彰 / Akira Nishimori)