ブンデス優勝争いは最終節にもつれ込む ドルトムントMFも興奮「クレイジーだ」
MFヴィツェルは「こんなタイトルレースは経験したことがない」と舌を巻く
ブンデスリーガは第33節の8試合が各地で行われた。勝利で優勝が決まる首位バイエルン・ミュンヘンがRBライプツィヒと0-0で引き分け、その背中を追う2位ドルトムントがデュッセルドルフに3-2で勝利したため、優勝争いが最終節までもつれる展開となった。今季ドルトムントに加入したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルは「こんなタイトルレースは経験したことない」とし、「ブンデスリーガはクレイジー」だと競争力の激しさに舌を巻いた。
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残り1試合の時点でバイエルンが勝ち点75、ドルトムントは勝ち点73と両者の勝ち点差は2に縮まった。バイエルンは最終節で勝てば文句なしの優勝だが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位入りを目指す暫定6位のフランクフルトが相手だ。そしてドルトムントも最終節で暫定4位のボルシアMGとのダービーが控えている。どちらも気の抜けない相手との一戦が最後に残った。
スリリングなタイトル争いに興奮を隠し切れないのがドルトムントMFヴィツェルだ。昨夏に中国1部・天津権健(現・天津天海)から加入した30歳は「こんなタイトルレースは経験したことがない」とブンデスリーガ公式サイトのインタビューで語っている。
「ある日はミスを犯したことで悲しみに暮れた。だけど、また別のある日はハッピーだ。僕らはまだチャンピオンになれる可能性があるからね。ブンデスリーガはクレイジーだ」
今季は好調で序盤戦から首位を走り続けたドルトムントだったが、第28節でバイエルンに0-5と大敗して順位を逆転された。これでタイトルが遠のいたかに思われたが、最終節まで望みは残った。
泣いても笑っても残り1試合で全てが決まる。バイエルンの7連覇か。それとも2012年以来となるドルトムントの覇権奪還か。“クレイジー”な優勝争いの行方から目が離せない。