ハドソン＝オドイが今年1月のFAカップで決めた絶妙トラップ＆クライフターン弾を公開

　チェルシーは11日、クラブ公式インスタグラムを更新して18歳の若き神童が今年1月に決めた“6秒ゴール”の動画を公開した。「我々のヤングプレーヤー・オブ・ザ・イヤーは自分の思ったことをやっている」と綴り、「選ばれし者」「ネクスト・アザール」と再び反響を呼んでいる。

　ベルギー代表MFエデン・アザールという絶対的エースがいるなか、今季に成長の跡を残した若手が18歳のFWカラム・ハドソン＝オドイだ。2007年にチェルシーの下部組織入りすると、18年1月にトップチームデビュー。今季は昨年11月29日のUEFAヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第5節PAOK戦（4-0）で初ゴールを挙げ、1月27日のFAカップ4回戦の2部シェフィールド・ウェンズデイ戦（3-0）では華麗な個人技を披露した。

　1-0で迎えた後半19分、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが敵陣のセンターサークル横付近からふわりと浮かせた絶妙なパスを前線へ供給する。相手最終ラインの裏を取ったハドソン＝オドイはペナルティーエリア内に侵入。ジャンプ一番、右足インサイドでピタリと足元に収めると、着地と同時に右足ヒールで軸足の裏を通す“クライフターン”で左側へ切り返す。マーカーの反応が遅れた一瞬の隙を突いて左足を振り抜き、強烈なシュートが相手GKの手を弾いてゴールネットに突き刺さった。

　FAカップ公式ツイッターがゴール動画を公開すると、「超一流のゴラッソ」「プレミアの宝石」「ファンタジーの世界」「ワンダーキッド」と話題を集めていたが、シーズンも最終盤を迎え、チェルシー公式インスタグラムも若き至宝の輝かしい瞬間に改めてスポットライトを当てている。

「我々のヤングプレーヤー・オブ・ザ・イヤーは自分の思ったことをやっている」

　映像では「6秒ゴール」というメーターが設けられ、パスが出てから豪快なガッツポーズを決めるまでの6秒間を切り取ってリバイバル。ファンからは「この衝撃は忘れない」「ネクスト・アザール」「ファンタスティック・ゴール」「選ばれし者」「パーフェクト・コントロール」と称賛の言葉が送られている。

　今年3月の欧州選手権（EURO）予選で18歳135日にしてイングランド代表デビューを飾り、4月にはプレミア初先発も飾ったハドソン＝オドイ。今後どのような成長曲線を描くのだろうか。

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