イングランド勢EL決勝、両サポーターの“大遠征”に注目 現地観戦には3900キロ超移動
アーセナルとチェルシーがEL決勝で激突 アゼルバイジャン首都開催で過酷な移動手段
2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とUEFAヨーロッパリーグ(EL)は、プレミアリーグ勢が“完全制圧”する形になった。トッテナムとリバプールによるCL決勝はスペインの首都マドリードで行われる一方、EL決勝の開催地は、アーセナルとチェルシーの両サポーターにとって“大遠征”になると英公共放送「BBC」が報じている。
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EL決勝が行われるのは現地時間5月29日。水曜日開催となるが熱心なサポーターならロンドンダービーで雌雄を決するために馳せ参じようと息巻くだろう。ただし今季開催地は、ヨーロッパ東端にあたるアゼルバイジャンの首都バグーだ。
旧ソ連にあたるアゼルバイジャンはトルコやジョージア、そしてイランと国境を隣接する。「バグーはサウジアラビアのリヤドやイラクのバクダッドよりも東に位置し、イギリスの首都よりもインドの首都ムンバイに近い。試合観戦のためには2467マイル(約3947キロ)移動しないといけない」としている。
移動手段も過酷だ。飛行機だとロンドンからバグーへの直行便は存在せず、イスタンブール(トルコ)もしくはキエフ(ウクライナ)での乗り換えが必要で、最短での到着は6時間55分、大半が10時間以上かかるという。この空路が埋まってしまった場合、陸路による交通機関での移動となるが、何と計11回の乗り換え、のべ2日間乗車し続けないといけないと伝えている。
「もしあなたが食事と睡眠を十分にとりたいならば、水曜夜のキックオフに間に合うためには、たぶん(試合前週の)土曜日出発が最善だろう」
同局はこのように“大遠征”についてアドバイスしている。アーセナルとチェルシーには、それぞれ決勝のチケットが6000枚用意されるという。愛するクラブの栄光の瞬間を目の当たりにできるかもしれない貴重なチケットだが、今回の難敵は同都市のライバルとともに、移動手段と言えそうだ。
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