長谷川唯×清水梨紗、なでしこ“22歳コンビ対談” 初のW杯で描く「理想のシナリオ」

日テレ・ベレーザに所属するDF清水梨紗(左)とMF長谷川唯(右)【写真:高橋学】
日テレ・ベレーザに所属するDF清水梨紗(左)とMF長谷川唯(右)【写真:高橋学】

【ベレーザ同期対談】子供の頃から憧れだったW杯への切符を手にした率直な感想は?

 日本サッカー協会は10日、フランス女子ワールドカップ(W杯)に挑むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23人を発表。なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)女王の日テレ・ベレーザからは最多の10人が選出された。なかでも、サイドを担うMF長谷川唯とDF清水梨紗の22歳“同世代コンビ”には、チームの中心選手として大きな期待が懸かる。A代表初の大舞台に挑む2人に意気込みを訊いた。

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――6月にフランスで開幕するW杯のメンバー23人に選出されました。2人にとって、A代表では初のW杯となりますが、まずはメンバー入りを果たした感想を訊かせてください。

長谷川「日本が2011年に世界一に輝いた当時、自分がその舞台に立つというイメージはまだできていなかったですけど、ワールドカップは小さい頃から目指してきた舞台。サッカーのためにある大会で優勝したいと思っていたし、悔いが残らないように全力でプレーしたいです」

清水「小学校1年生の時にサッカーを始めてから、ずっと憧れの大会でした。2016年のU-20ワールドカップに怪我で行けなかった悔しさは、今の自分の原動力にもなっていて、ワールドカップに絶対出たいと強い気持ちで臨んできました。このつかんだチャンスで、勝ち上がっていろんなチームと対戦したいです」

――なでしこジャパンは2011年のドイツ大会で初優勝、15年のカナダ大会でも準優勝を果たしています。当時はその光景をどのように見ていましたか?

長谷川「2015年大会の準優勝という結果は覚えている反面、試合の内容はあまり記憶がなくて。優勝した2011年大会は、“なでしこらしさ”という言葉がこの時から定着したように、攻められながらも本当に粘り強く戦っていた印象です。最近当時の映像を見返して、自分たちが同じ立場になって先輩たちの凄さを改めて感じています」

清水「当時の自分は、純粋にいちファンとして応援していて、自分が同じ舞台に立つことは全然想像ができていませんでした。優勝した時はテレビを観ていましたが、緊迫した展開でも全員が100%の力を出していたというか、日本が主導権を握った試合はほぼなかったなかで、勝利につなげる強さは凄いなと思いました」

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