なぜ異例選出? 今季未出場のMF阪口夢穂、なでしこW杯メンバー入りの大きな意味
W杯メンバー入りFWが語る阪口の存在感 「いてくれると安心感があります」
実際、今回メンバー入りしたFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)は、メンバー発表後に行った取材対応でアルビレックス新潟レディース時代にも同僚としてプレーした経験のある阪口の存在について、このような言葉を残している。
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「ピッチ内ではボランチとして攻守ともにコントロールしてくれる存在ですけど、ピッチの外でも若手選手やスタッフとのコミュニケーションを取るのもとても上手なので、そういう意味でも上手くチームのバランスを取ってくれます。私としては、(阪口が)いてくれると安心感があります」
もしこれが、五輪の18人のメンバー発表であれば、阪口を入れることは現実的に難しかっただろう。その時には複数のポジションをこなせる選手という要素も選考で強まったかもしれない。
もちろん、阪口が本大会に良いコンディションで臨み、チームを助ける大車輪のプレーを披露してくれるのが望ましい。しかし仮にそうでなくとも、最大で7試合、1カ月近い戦いをチームとして良い状態で乗り切るために、なでしこジャパンで124試合の経験を持つ阪口の存在は大きな意味を持つのではないだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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