危機的状況の鳥栖、J1残留への“目標数値”は? データで見る「降格回避モデル」

鳥栖が目指すべきロールモデルは16年の甲府?

 10試合1得点という深刻な得点力不足に喘ぐ鳥栖にとって、残留を目指すうえで参考となるクラブがある。歴代最多の“得失点差”で残留を決めた、16年の14位甲府だ。勝ち点31で得点数32、失点数58の「-26」という成績であり、鳥栖としては最も現実味のある残留のロールモデルとなりえる。

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 当時の甲府と同じ得点数をマークするには、残り24試合で31ゴールを決めなければならず、1試合あたり約1.3ゴールを求められることになる。現状の深刻な得点力不足を改善しなければ、残留の道が開けないことには変わりないが、失点数に関しては悲観する状況ではないことが分かる。甲府のように得失点差が「-26」でも残留する事例があるということは、鳥栖にとっては一筋の光にもなりえる。

 これらはあくまでも過去のデータに基づく数値であり、シーズンによってリーグ全体の傾向が異なるため、これが完全に当てはまることはまずありえない。それでも過去14年間の動向を加味すれば、鳥栖が残りのシーズンでどのような戦い方に踏み切ればいいのか、その片鱗だけでも浮かび上がってくるものはあるだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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