実況も大興奮「アァーー」　サッカー史に残る一撃に「美しい」「史上最高のゴール」

　公開された映像は、98年フランスW杯準々決勝アルゼンチン戦で生まれた一撃だ。1-1と拮抗した展開で迎えた後半44分、DFフランク・デ・ブールが自陣から対角線上にロングボールを供給。これに反応したのがベルカンプだ。

　相手ペナルティーエリアに走り込んだベルカンプは落下地点に右足を伸ばすと、足の甲に吸い付くような超絶トラップを披露。直後に相手DFロベルト・アジャラがボール奪取を狙ったなか、地面にボールが付くと同時に2タッチ目で完璧にボールを制御してアジャラをかわすと、右足アウトサイドで決勝ゴールを決めた。

　サッカー史に残る美しい一撃に実況も大興奮。「デニス・ベルカンプ」と名前を5回連呼した直後、もはや言葉にならない「アァーー」という奇声を上げた。スーパーゴールの興奮が、今もなお伝わる映像となっている。

　返信欄ではファンから「美しい」「史上最高のゴール」「最高の実況」「これを見ると元気になる」などのコメントが並んだ。オランダは続く準決勝でブラジルに敗れてベスト8に終ったが、ベルカンプの一撃は今もなお語り草となっており、サッカー史に燦然と輝いている。