W杯日本戦で逆転勝利に貢献、元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが現役引退
昨年11月にオリンピアコス退団後は無所属、代理人が現役引退を発表
元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが現役から引退したと欧州メディアが一斉に報じている。
現在35歳のヤヤ・トゥーレは、ベルギーのベフェレンを皮切りに、ウクライナのメタルルグ・ドネツク、ギリシャのオリンピアコス、モナコなどを経て、スペインの名門バルセロナに加入。3シーズンにわたってプレーし、リーグ連覇などに貢献した。2010年からイングランドのマンチェスター・シティに移籍し、在籍した8シーズンでリーグ優勝3回など数多くのタイトル獲得に尽力。2018年9月にオリンピアコスに加入したが11月に退団が発表され、以降は無所属状態が続いていた。
コートジボワール代表では2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)から3大会連続出場。2014年のブラジルW杯グループリーグ初戦で対戦した日本戦では、FW本田圭佑が先制ゴールを挙げたなか、コートジボワールが2分間で2ゴールを奪って2-1と逆転勝利。フル出場したヤヤ・トゥーレは、FIFA(国際サッカー連盟)が公式HPで行ったサポーター投票でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれていた。
フランス紙「レキップ」は「ヤヤ・トゥーレは現役から正式に引退し、コーチとしてのキャリアに集中する」と報道。代理人のコメントとして「彼はキャリアを終えることを決断した」と伝えている。コートジボワール代表として102試合(19ゴール)に出場し、日本を苦しめた名手がスパイクを脱ぐ。