レスター退団の岡崎にファンが“特別なプレゼント”用意と地元紙報道 「感謝の印として…」
37年間のシーズンチケットホルダーがシーズン最終戦前にフラッグを作成
元日本代表FW岡崎慎司は、すでに今季限りでのレスター退団が発表されている。現地時間12日に行われる今季プレミアリーグ最終戦のチェルシー戦後には、同じく退団するDFダニー・シンプソンとともにファンから盛大に送り出されることが予想されるが、レスターの地元紙「レスター・マーキュリー」は、あるファンの用意した“特別なプレゼント”について伝えている。
岡崎は2015年にドイツ1部のマインツから当時プレミアリーグ昇格2年目を迎えるレスターに移籍。15-16シーズンは開幕直前にナイジェル・ピアソン元監督が電撃解任され、急きょクラウディオ・ラニエリ元監督にバトンタッチする前途多難のスタートを切る。しかし、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディやアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ(現マンチェスター・シティ)を中心とした“フォクシーズ“(レスターの愛称)は躍進し、並み居る強豪を抑えてリーグ初優勝を成し遂げた。
その時の中心メンバーの1人だった岡崎だが、今季限りでチームを去ることが決定している。「レスター・マーキュリー」紙はシーズン最終戦を前に、岡崎との別れを惜しむファンのストーリーを紹介。レスターのシーズンチケットを37年間保持している72歳のジム・スティールさんは、岡崎への感謝を口にしている。
「とても悲しい気持ちだけど、プレミアリーグ優勝に貢献してくれたシンジには絶大な感謝の気持ちを持っているよ。尋常ではない勇気を持って戦うプレーヤーというだけでなく、常に気品を保ってプレーしていたんだ」
また、スティールさんは岡崎のために“特別なプレゼント”を用意しているという。
「日本の国旗に日本語で『グッドラック、シンジ』『本当にありがとう』と書いたフラッグを用意したんだ。試合後にシンジに渡せたらなって思っているよ。小さな物だけど、我々サポーターの“感謝の印”としてね」
リーグ優勝という偉業を成し遂げ、「ミラクル・レスター」の一員として歴史に名を刻んだ岡崎。レスターを去っても、サポーターとの美しい関係性は変わらずに続いていくことだろう。
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