リバプール、“驚異の終盤力”に布石あり!? ファン・ダイクの“クレバーな指示”に英脚光

リバプールDFファン・ダイク【写真:Getty Images】
リバプールDFファン・ダイク【写真:Getty Images】

リーグ第37節ニューカッスル戦、終了間際のセットプレーでキッカーの変更を指示

 リバプールは現地時間7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でバルセロナに4-0で勝利した。第1戦を0-3で落としたうえに、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとエジプト代表FWモハメド・サラーが負傷欠場する緊急事態に陥っていたが、後半11分までに2戦合計スコアを3-3の同点に戻すと、同34分に勝ち越しゴールを奪って世紀の大逆転劇(2戦合計4-3)を完結させている。

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 この最後のゴールはCKを得た直後にイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがキッカーをスイス代表MFジェルダン・シャキリに譲るふりをして、バルサの守備を油断させておき、意表を突いたリスタートでゴール前にラストパスを送ったことで生まれた。試合時間残り10分強という時間帯で、リバプールのDFの判断が光ったが、その3日前にも最終ラインの選手が勝利を呼び込む“判断力”を見せていた。英紙「ザ・サン」が、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの起点を利かせたプレーに着目した。

 そのゴールが生まれていたのは、4日のプレミアリーグ第37節ニューカッスル戦(3-2)の試合終盤だった。マンチェスター・シティとの熾烈な優勝争いを演じるリバプールは、攻撃の要であるフィルミーノを負傷で欠き、さらに2-2で迎えた後半23分には、サラーも脳震とうで途中交代を余儀無くされた。悲願のプレミア初制覇を成し遂げるためには、勝ち点3の獲得がノルマという状況のなかで窮地に追い込まれたが、終了間際の同41分に右サイドでFKのチャンスを得る。

 アーノルドがボールをセットし、蹴る体勢に入ったが、ここでゴール前に構えていたファン・ダイクが大声を上げながら激しいジェスチャーでシャキリにキッカーを務めるように指示を送る。シャキリは戸惑いながらもそれに従うと、そのままゴール前へボールを蹴り込み、ベルギー代表FWディボック・オリギにピンポイントでクロスを合わせて決勝弾を演出した。

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