柏が吉田達磨監督の退任を発表 攻撃的スタイルの構築を掲げるも1年で終焉
ACL8強も、リーグ戦で中位に沈む
Jリーグの柏レイソルは28日、吉田達磨監督の今季限りでの退任を発表した。
柏のアカデミーで長く指導してきた吉田氏は、工藤壮人、武富孝介、酒井宏樹(現ハノーファー)ら多くの若手を育成。2011年に強化部長に就任すると、ネルシーニョ監督(現ヴィッセル神戸監督)が率いたトップチームのJ1初優勝を支えた。
その後、強化部ダイレクターを経て、今季トップチームの監督に就任。アカデミーで培ってきた、ボールを保持して自らアクションを起こす攻撃的なスタイルを掲げて、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ではベスト8に進出した。
一方、ACL参戦による過密日程の影響もあり、リーグ戦ではファーストステージで14位と低迷。セカンドステージは15節終了時点で6位につけ、年間でも9位と立て直しているなかでの退任発表となった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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