PSG“内紛”勃発と仏紙報道 同僚MFとネイマールが口論「君はパスを後ろに回すだけだ」
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モンペリエに敗戦後、MFドラクスラーからの「利己的」との指摘が発端
リーグ・アン連覇を決めたパリ・サンジェルマン(PSG)だが、終盤戦の停滞によってチーム内の団結にひびが入りつつある模様だ。フランス紙「ル・パリジャン」は、ブラジル代表FWネイマールがドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーと“衝突”したと報じている。
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PSGは直近7試合のうち、1試合しか勝利を挙げられていない不振ぶりだ。その象徴的な試合となったのは、現地時間4月27日に行われたクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝レンヌ戦。ブラジル代表DFダニエル・アウベス、そしてネイマールのゴールによって2点をリードしながら追いつかれ、最終的には延長戦にもつれ込み、PK戦の末に敗北を喫した。
この試合後に苛立ちを露わにしたのはネイマールだった。「ル・パリジャン」によると、ドレッシングルームで若手選手の何人かがチームの経験豊富な選手の意向を無視したと非難し、それに対してネイマールは苦言を呈したという。
そしてドラクスラーとの言い合いが発生したのは、第34節モンペリエ戦(2-3)後。きっかけはネイマールがドラクスラーから「利己的なプレーをしている」という指摘を受けた時のことだった。
「そんな感じで俺と話そうとしているのは誰だ? 君が知っている唯一のことは、パスを後ろに回すことだろう」
ドラクスラーのプレーについて、消極的な姿勢が目立っていると訴えたのだ。これによっていがみ合った2人の仲を取り持つため、トーマス・トゥヘル監督とスポーツディレクターを務めるアンテロ・エンリケが仲裁に入らざるを得ない状況になったという。国内では無敵と思われたPSGだが、まさかの終盤戦失速にチーム全体にいら立ちが生まれている。新シーズンに向けての懸念事項となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)