悪夢のバルサ、リバプール“奇襲CK”の決勝弾に悔恨 指揮官「予想だにしない動きだった」
一瞬の油断を突かれた4失点目 バルベルデ監督「何が起きたのか理解できなかった」
“アンフィールドの奇跡”は、バルセロナにとって悪夢以外の何物でもなかった。現地時間7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、リバプールとの第2戦で0-4と大敗して2戦合計3-4と大逆転を許し、4シーズンぶりのビッグイヤー獲得を阻まれたなかで、最も痛いミスとなったのは4点目のCKでのリスタートだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、集中力が切れたまま許した失点に、エルネスト・バルベルデ監督は「すでにゴールが決まっていた時、何が起きたか分からなかった」と会見で話している。
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バルサはこの日、前半7分にFWディボック・オリギに先制点を許しながらもアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらを中心とした攻撃で決定機を作る。アウェーゴールを奪って一気に展開が楽になるかと見られたなか、後半に暗転した。
後半9分、11分と途中出場のリバプールMFジョルジニオ・ワイナルドゥムにゴールを奪われて2戦合計3-3と同点に追いつかれると、バルベルデ監督の切った交代カードも効果を生まず、状況を好転できない。そして同34分、バルサにとってまさかのシーンが起きた。
リバプールに右CKを与えると、バルサ守備陣は誰もがマーカーを確認しようとボールから目を切った。それを見逃さなかったDFトレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、完全フリーのオリギが右足で蹴り込みゴールネットを揺らす。これが決勝点となったのだ。
「本当に申し訳なく思っている。我々がやるべきことはファンを魅了することで、誇りを持ってもらうことだ。フットボールでは誰もが常に勝つことを期待しているなか、チャンピオンズリーグで敗退した。監督として責任を取らなければならない」
試合後、敗軍の将となったバルベルデ監督は逆転劇を許したことについてこう陳謝した。それとともに触れたのは、4失点目のシーンだった。
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