マンC主将コンパニ、殊勲の決勝ミドル弾に英称賛 「レジェンドとして地位を高めた」
リバプールと熾烈な優勝争いを繰り広げるなか、圧巻の弾丸ミドルでレスターを撃破
マンチェスター・シティのベルギー代表DFヴァンサン・コンパニは現地時間6日に行われたプレミアリーグ第37節レスター戦(1-0)でペナルティーエリア外から強烈なミドルシュートを決めて、チームの勝利を導いた。周囲の期待をいい意味で裏切る一撃で、英メディアも「レジェンドとしての地位を高めた」と称賛している。
シティは残り2節を連勝すれば自力優勝が決まる。しかし、2位リバプールとは勝ち点1差の争いで、勝ち点を失えば順位がひっくり返る気の抜けない状況となっている。そうしたなかで迎えたレスター戦だったが、試合を決めたのは頼れるキャプテンだった。
0-0で迎えた後半25分、シティはレスターを相手に陣内に押し込んでパスを回し、攻め上がってきたコンパニにボールが渡った。プレスが来ないと見たコンパニはペナルティーエリア付近までドリブルで運び、右足を一閃。弾丸のようなシュートはゴール右上隅に突き刺さった。
このゴラッソでチームに勝ち点3をもたらしたコンパニについて、英公共放送「BBC」は「マン・シティのキャプテンは素晴らしいゴールでレジェンドとしての地位を高めた」と報じた。シティに歴史の中で、コンパニの存在価値がさらに色濃いものとなる印象的なゴールとなった。
コンパニは試合後、「いろいろな人から『シュートを打つな』と声が聞こえた」と、周りからはミドルシュートでの得点を期待されていなかった語っている。2008年からプレーするシティで通算20得点目となったが、エリア外からの得点はこれが初めてだった。
チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督や同僚のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロでさえもあの場面では「シュートを打つな」と言ったというが、コンパニは自分自身を誰よりも信じていたようだ。33歳のベテランは「15年間、僕は今日みたいなゴールを決めるとみんなに言い続けていたんだ」と15年分の思いが詰まったゴールだったと打ち明けていた。
積年の思いをこの大一番で形にしたコンパニ。近年は常に怪我との戦いでシーズンの半分ほどの稼働にとどまっているが、この最終盤でレジェンドと呼ばれるに相応しい活躍を披露した。
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