スタメン予想のインテル長友は出番なし チームは1-0で勝利

期待が懸かる中3日でのローマ戦出場

 日本代表DF長友佑都所属のインテルは、27日のリーグ第10節の敵地ボローニャ戦で1-0と勝利を収めた。長友は地元メディアでスタメン出場が予想されていたが、結果的にはベンチスタート。そのまま出番なく90分間を終えた。

 試合前日のイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、右サイドバックに長友、出場停止のDFジェイソン・ムリージョに代わってチリ代表MFガリー・メデルが入る最終ラインを予想していたが、ロベルト・マンチーニ監督はそれぞれDFダヴィデ・サントンとDFアンドレア・ラノッキアを選択した。中盤にもMFマルセロ・ブロゾヴィッチ、前線にもFWアデム・リャイッチを起用して前節から右サイドを一気に入れ替えた。

 試合は後半8分、同15分と立て続けにMFフェリペ・メロがイエローカードを受けて退場処分に。インテルは2試合連続で10人での戦いを余儀なくされた。ガゼッタ紙によれば、メロの退場はセリエAでの出場94試合目にして7回目。それでも、同22分にFWマウロ・イカルディが先制ゴールを挙げると、その1点を守りきり、敵地で数的不利という状況をはね返して勝ち点3を手中にした。

 中2日という厳しい日程の中で、長友は2試合連続スタメン出場は果たせなかった。しかし、次節も中3日の過密日程で31日にローマとの上位対決を迎える。マンチーニ監督が「常に準備ができていた」と称賛したその姿勢で、チャンスをつかみたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング