「トップ4に値しなかった」 マンU監督、5位以下確定で白旗「順位表は嘘をつかない」

マンチェスター・ユナイテッドを率いるスールシャール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドを率いるスールシャール監督【写真:Getty Images】

ハダースフィールドに痛恨の1-1ドロー 来季CL出場圏内入りを逃す

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5日、プレミアリーグ第37節ハダースフィールド戦に臨み、1-1のドローに終わった。これで残り1試合の時点で来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得となる4位以内の可能性が消滅したが、英公共放送「BBC」によると、オレ・グンナー・スールシャール監督は「そこに値しなかった」と白旗を上げたという。

 前日の試合で、前節まで3位だったトットナムがボーンマスに0-1で敗戦したことにより、ユナイテッドは勝利すれば勝ち点2差に詰められるチャンスだった。試合は前半8分に中央からのリズム感ある崩しからMFスコット・マクトミネイの左足シュートがゴールネットを揺らして幸先良く先制ゴールをゲットした。

 勝ち点3獲得へ順調かと見えたユナイテッドだったが、追加点を取れずに試合が進むと、後半15分にハダースフィールドGKヨナス・レスルのロングフィードからFWイサク・ムベンザに抜け出され同点ゴール。ユナイテッドにとっては痛恨の一撃で1-1となり、そのままスコアは動かず試合は終わった。

 勝利を逃したスールシャール監督は、「サッカーの試合に勝てない時はいつも痛いものだ。サポーターの活力によって、ハダースフィールドが我々を押す時間もあったし、我々は上手くいかない状況もあった」と振り返るとともに、現状の力をこのように認めざるを得なかった。

「トップ4に入るに値しなかったんだ。我々としてはチャンスを与えられた形だった。しかしリーグ戦はとても厳しい戦いだ。我々がそれ(4位以内)をつかめなかったという現実について、結局、順位表は嘘をつかないということだ」

 今シーズン、ジョゼ・モウリーニョ前監督の後を引き継いだスールシャール監督は、暫定監督としての立場でチームを復調に導き、CLでベスト8進出を果たした。しかし終盤戦での失速に批判の声も出始めている。“赤い悪魔”の真の復活に向けては、現状の力を受け入れたところから始める必要がありそうだ。

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