最下位ハダースフィールドGKレスルの絶妙キックから“9秒高速ゴール”に世界反響

　マンチェスター・ユナイテッドは現地時間5日のプレミアリーグ第37節ハダースフィールド戦で1-1と引き分けた。この結果を受けて5位以下が確定し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃したなか、ユナイテッドが相手GKのアシストから喫した“9秒カウンター弾”に注目が集まっている。

　試合前の時点で6位のユナイテッドはCL出場圏の4位入りに向けて是が非でも勝ち点3がほしいなか、前半8分に幸先良く先制する。相手ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾ったスコットランド代表MFスコット・マクトミネイが左足を一閃。鋭いグラウンダーのシュートを放ち、デンマーク代表GKヨナス・レスルが触るも、そのままネットを揺らした。

　その後もチャンスを作ったユナイテッドだが追加点を奪えないなか、後半15分に左コーナーキックから中央にクロスを送るも、こぼれ球を相手GKレスルがキャッチ。するとハダースフィールドのベルギー人FWイサク・ムベンザが一気に前線に駆け上がり、それを見たレスルが低弾道のボールを前線に送る。

　ユナイテッドのイングランド代表DFルーク・ショーが対応したがクリアできず、そのまま抜け出したムベンザが同点弾。守護神レスルのキャッチから“9秒高速カウンター”に、ハダースフィールドの本拠地は歓喜に沸いた。

　試合はそのまま1-1で終了。ユナイテッドがCL出場権を逃した結果とともに、レスルのプレーがクローズアップされている。米放送局「NBCスポーツ」は「GKレスルが長距離のパスをムベンザに通し、1-1となる同点ゴールが生まれた」と報道。またオーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは「GKレスルから、なんてアシストだ！」と記せば、デンマークメディア「bold.dk」は「レスルのアシストが、ユナイテッドのCLの夢を打ち砕いた」と伝えている。

　ユナイテッドにとっては痛恨のドローとなったなか、ハダースフィールドのゴールが脚光を浴びているようだ。

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