ロナウジーニョが現役続行を宣言 比類なきクラッキの冒険は続く

「いまは休息が必要」

 元ブラジル代表FWロナウジーニョの冒険はまだ終らないようだ。バルセロナで栄華を極めた笑顔のファンタジスタは、スペイン地元紙「マルカ」のインタビューで「来年にはまたプレーするよ」と現役続行を宣言した。

 ロナウジーニョは、今年7月に母国フルミネンセと契約したものの、その後わずか2カ月で電撃退団して以後、無所属の状態が続いている。35歳となった元セレソンはプロデビューを果たした母国ブラジルのグレミオをはじめ、バルセロナ、セリエAのミランなどの名門でプレー。ブラジル、フランス、スペイン、イタリア、メキシコと、世界5カ国8クラブを渡り歩いてきた。新たに中国やスイスへの移籍もうわさされたが、新天地については未定のようだ。だが、現役へのこだわりは見せている。

「来年にはもう一度プレーするよ。どこになるかはわからない。今は休息を取ることに集中している。休暇を存分にエンジョイしているよ。僕には(休みが)必要なんだ」

 バルサでは2度のリーグ制覇を経験。2005年にはUEFAチャンピオンズリーグとの二冠を達成し、バロンドールも獲得した。世界ナンバーワンに君臨した男の次なる活躍の場は、一体どこの国になるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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