ドイツ代表の最強守護神は成仏させられた⁉

　4位は、今や世界最高のGKとの評判もあるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーだ。11年シーズンにシャルケからバイエルン・ミュンヘンに移籍すると、最初のシャルケ戦でサポーターから「マヌエル・ノイアーの死をここに偲ぶ。2005-2011」と、痛烈なバナーが掲げられた。試合前のウオーミングアップの段階から、「裏切り者」などと罵声も浴びせられ続けていた。

　5位と6位は、イタリアでの事例になる。5位は元ブラジル代表FWの“怪物”ロナウド。2007年シーズンにACミランに移籍後に1997年から2002年まで所属した古巣インテルとのダービーで、試合前にインテルベンチへ挨拶に出向いたところでサンシーロの1階席にサポーターが殺到して大きな罵声を浴びせた。6位の2013年にインテルに加入したFWマウロ・イカルディも古巣のサンプドリア戦でスタジアム中に割れんばかりのブーイングが響いた。

　7位はイスラエル代表MFエラン・ザハヴィ。ハポエル・テルアビブでデビューし、イタリアのクラブを経てマッカビ・テルアビブに移籍。その最初のテルアビブダービーでゴールを決めると、古巣のサポーターはピッチに大量の“投石”を開始し、スタジアムが騒然となった。8位は、トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨール。2009年にアーセナルからマンチェスター・シティ移籍直後のシーズンで古巣相手に決勝ゴールを挙げると、ゴール裏のアーセナルサポーターに向かって、両手を広げながらスライディング。サポーターを挑発するかのようなアクションを自ら起こし、大いに罵声を受けた。