最新版「ベストFWヒエラルキー」を海外メディア選出 「別次元」と評された天才は?
期待と実績が入り混じる群雄割拠の上位陣 その中でもメッシが最上位中の最上位に君臨
第2階層には、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールとマンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングが位置付けされた。ネイマールに関しては「尽きない才能はまだ満たされていない」と前置きしたうえで、「27歳の怪物が第2階層にいることは侮辱すべきこと」と辛辣な表現をしている。実力的には最上位階層に位置されるべき選手だが、まだ活躍が物足りないと主張。さらに「ネイマールはもっとできる。だが、彼はどうするのでしょう?」と、ブラジル代表エースのモチベーションに問いかけをしている。
同じ第2階層に選ばれたスターリングについては、「栄光と感動的な変革が始まった」と、シティのペップ・グアルディオラ監督の下で急速な成長を遂げていることを称賛。現在では“ヨーロッパで最も恐れられるアタッカー”とされ、クラブや代表で活躍していることを挙げている。その活躍はMVP級で、記事内では年間最優秀選手賞を獲得するだろうことも予言していた。
そして、最上位階層の1人目はアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだ。グリーズマンを題材としたドキュメンタリー映画のタイトルは「レジェンドの誕生」というが、同紙は「(そのタイトルが)目に余るほどのものではない」と伝え、決して過剰に評価された表現ではないと主張。彼の技術的な洞察力と絶え間ない動きは、ディエゴ・シメオネ監督が提唱する“チョリズモ”を大いに助けていると称している。
そして、最上位中の最上位として紹介されているのがバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。記事では、「世界一のFW」「比類なきアタッカー」と大絶賛。30歳を過ぎると多くの選手が衰えていくなか、メッシは常に自分自身を塗り替えるような凄さを見せている。今季もリーガ・エスパニョーラ第35節終了時点で34得点を挙げ、得点王レースを独走。さらに最近のメッシは、直近5シーズンのリーグ戦で、直接フリーキックから20得点を挙げる進化を見せている。その次が11得点でユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチとなり、いかにメッシが突出しているかが分かる記録の一つとなっている。同紙も「地球上で最も優れたFWで、このヒエラルキーとは別次元で評価しなければならない」と最大限の評価をしている。
メッシ以外の選手は紙一重の評価。タイトル奪取や移籍などによって、大きくランクが変動するポジションと言えるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)