独メディアもドルトムント幹部も香川の完全復活に太鼓判! 「小さな魔法使い」

ツォルクSD「かつての自分を取り戻した」

 ドルトムントの日本代表MF香川真司がトップフォームを取り戻した。5-1で勝利した25日のアウクスブルク戦ではロイスの2得点をアシストしたのをはじめ、4得点に絡む大活躍を披露。ドイツ地元紙も日本人エースの完全復活を絶賛。ルール・ナハリヒテン紙は、香川は「ドルトムントの小さなマジシャン(魔法使い)」という見出しで紹介している。

 香川は1-0で迎えた前半21分、巧みなステップと素早いターンで対峙したDFをかわすと、左足の正確なクロスでMFロイスのゴールをアシスト。さらに34分にはエリア内に侵入し、華麗なヒールパスで抜群の相性を誇るロイスのこの試合2点目を導いた。前半だけで3点リードを奪う圧倒的な強さを見せたチームで存在感を放った。

 3-1で迎えた後半40分には、香川のパスを左サイドで受けたFWラモスのシュートからオーバメヤンが決めて4-1とリードを広げた。さらに後半アディショナルタイムには、エリア内でDF4人を引き付け、フリーのオーバメヤンへラストパス。シュートは一度DFに阻まれたが、こぼれ球を確実に押し込んだ。ガボン代表の韋駄天ストライカーはこの得点でハットトリックを達成。3アシストを含む、4点を演出した香川には、ドイツ地元メディアが軒並み最高評価となる「1」を与えるなど絶賛された。

 ドルトムントのスポーツ・ディレクターのミヒャエル・ツォルク氏も「シンジはかつての自分を取り戻した」とご満悦の様子だ。2012年から2年間プレーしたマンチェスター・ユナイテッドでは、ドルトムントで披露したようなキレのある動きは影を潜めた。チームに復帰して1年目の昨季は公式戦6得点10アシストを記録したが、序盤戦で一時最下位に沈むなどチームとして苦しんだこともあり、大きなインパクトは残せなかった。

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