「非現実的なコントロール」 名手ルーニー、“両手の間”を通すピンポイントFKに反響
ルーニーがトレーニング中に披露した離れ業を動画で公開 「ユナイテッドに帰ってきてくれ!」
メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッドに所属する元イングランド代表FWウェイン・ルーニーは現地時間4日、自身の公式インスタグラムを更新。FKのトレーニング中に、同僚がゴール内で上げた両手の間を通した高精度なシュート動画を公開すると、「なんて美しい一撃」「非現実的なコントロール」などファンからの反響を呼んでいる。
2004年からマンチェスター・ユナイテッドに加入し、世界的ストライカーへと飛躍を遂げたルーニーは、13年間プレーした後、17-18シーズンに古巣エバートンへと復帰。そして18年からはMLSへと活躍の場を移し、加入1年目にして年間ベストイレブンに選出された。
アメリカの地で輝きを放つルーニーは、自身の公式インスタグラムで「練習、練習、練習。ダーキンは毎日ポストの位置に立っている」との文章を添え、1本の動画を公開。ゴール左45度、約20メートルの位置にボールをセットしたルーニーは、ファーポスト横に立たせた同僚DFクリス・ダーキンに両手を上げさせると、短い助走から右足を振り抜く。鋭いカーブを描いたシュートはGKの手をすり抜け、ゴール右上隅のダーキンの上げた両手の間を通ってネットを揺らした。
ルーニーが見せた離れ業を受けて、コメント欄には「ユナイテッドに帰ってきてくれ!」「今のユナイテッドに君以上のフリーキッカーはいない」「ユナイテッドは君のようなキッカーを求めている」「なんて美しい一撃なんだ」「非現実的なコントロール」「レジェンドはいつまでもレジェンド」など、ファンから多くの称賛の声が届いた。
また、英紙「デイリー・ミラー」も公式ツイッターで「ルーニーは以前のようにボールを叩き込むことができるのか? イエス、彼には可能だ」と動画を添えて紹介すると、英メディア「GIVE ME SPORT」も公式ツイッターで「ルーニーは健在」と称えていた。
また、MLS公式ツイッターは「ルーニーがダーキンに汚れ仕事を押し付ける」とジョークを交えて、的の役割を務めたダーキンにも注目していた。33歳とキャリアの晩年に差しかかっているルーニーだが、正確無比なキック精度に陰りは見られない。