メッシ流マリーシア? バルサ通算600点目のFK弾に隠された“3m前進”を現地紙指摘

FKの場面でボールをセットするFWメッシ【写真:Getty Images】
FKの場面でボールをセットするFWメッシ【写真:Getty Images】

ファビーニョに倒された位置よりもゴールに近い位置にボールをセットか

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間4月30日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でリバプール相手に2ゴールを決め、3-0の勝利に貢献した。その2ゴール目は鮮やかな軌道で叩き込んだスーパーFKだったが、FKの位置について、“ズル”していたのではないかとスペイン紙「マルカ」が指摘している。

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 メッシの超絶ゴールが飛び出したのは後半37分。ゴール正面やや右の約25メートルの位置にボールを置くと、メッシは助走から左足を振り抜いた。スピード、弾道、コースともにパーフェクトな一撃はリバプールのブラジル代表GKアリソンが必死に伸ばした手の先を抜けて、ゴール左隅へ突き刺さった。

 世界中のサッカーファンが驚いたFK弾だが、実はこのシュートには“マリーシア”が隠れていたと同紙は言及。得点直前のシーン、縦パスを送って前方へと走り出したメッシはリバプールのブラジル代表MFファビーニョに進路をふさがれて直接FKを得た。そのファウルが起きた位置とボールをセットされた位置をよく見てみると、3メートルほどゴールの位置へと近づいていると指摘している。

「レフェリーのボルン・カウパースは気づかず、メッシはゴールの隅に向かって変化をするシュートを決め、バルセロナでの通算600ゴール目を決めた」

 誰もが気づかなかった3メートルの誤差は、インプレー中のメッシの存在感が、あまりにも大きすぎる故だったのかもしれない。

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