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復権のインテル長友 ボローニャ戦も2戦連続右サイドバックで先発出場へ
指揮官が称賛するプロ意識
インテル所属の日本代表DF長友佑都が、レギュラー奪還のチャンスをつかもうとしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、27日の敵地ボローニャ戦の予想スタメンを公開。長友を右サイドバックでスタメン出場と予想している。
前節のパレルモ戦で、今季初スタメンでフル出場だった長友は、イタリアメディアからも「すてきなサプライズ」と報じられて高評価だった。ロベルト・マンチーニ監督も試合後の記者会見で「何よりも常に準備ができていた。彼は素晴らしいゲームをしてくれた」と、称賛していた。
インテルの最終ラインでは、前節のパレルモ戦でコロンビア代表DFDFジェイソン・ムリージョが退場処分を受け、このボローニャ戦では出場停止。センターバックには、本来は中盤が本職のチリ代表MFガリー・メデルが入り、ブラジル代表DFミランダとセンターバックコンビを組む。左にDFファン・ジェズス、右に長友と予想されている。中盤は、フランス代表MFジョフリー・コンドグビア、元ブラジル代表MFフェリペ・メロ、コロンビア代表MFフレディ・グアリンが並ぶもようだ。3トップは、FWジョナタン・ビアビアニー、FWマウロ・イカルディ、クロアチア代表FWイバン・ペリシッチと予想されている。
長友は前節のパレルモ戦で、グアリンやビアビアニーと右サイドで良い連係を見せていた。積極的な攻撃参加で存在感を発揮した一方で、クロスがニアサイドの相手DFに引っ掛かってしまう場面が目立った。その精度が向上すれば、さらにレギュラー奪還へと近づくことができるだろう。
人数的にはインテル最大の激戦区ともいえるサイドバックで、今季はベンチ固定の苦境に立たされてきた。だが、ここにきて株は急上昇している。冬の移籍市場での放出もうわさされ続けてきたが、このチャンスを勝ち取ることで自身の愛するインテルでの未来を切り開きたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images