なでしこJで輝く“新型FW”小林里歌子 大怪我を克服し近づいたW杯&東京五輪出場の夢
U-17W杯で共闘した長谷川もなでしこ入りを歓迎 「やりやすかった感覚が今もある」
なでしこジャパンを指揮する高倉監督は、U-17女子W杯で優勝した際の師弟関係。さらに、同大会をともに戦ったMF長谷川唯(ベレーザ)やMF杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)も現代表におり、「やりやすさはあります」と小林は語る。
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「高倉さんの練習は昔と変わらないので、自分なりに理解している部分はあります。周りの選手たちが若いので、自分がA代表にやっと入れたという感覚とはまた違って、やりやすい。高倉さんだから呼んでくれているというのはあると思うので、結果を残し続けて期待に応えたいですね」
ベレーザでも同僚の長谷川も、「U-17の時にやりやすかった感覚が今もあるので楽しい」と小林のA代表入りを歓迎する。
「怪我する前よりも動きが良くなってきているかなと。上手くリハビリが進まない時もあって、諦めることも考えていたなかで、それを乗り越えて頑張ってきたからこそ今があると思います。年下ですけど、尊敬できる部分も多くて本当に凄いですよね。ベレーザでサッカーしている姿を見るだけでも嬉しかったのが、今は代表でも一緒にプレーできているので楽しいです」
小林はデビュー2戦目のブラジル戦、4月のフランス戦(1-3)と代表5試合で2得点を挙げているが、高倉監督からは「決定力」を求められているという。
「アメリカ戦でデビューした時になかなかボールに関われなくて、ボールを引き出せなかった点は課題として残りました。次の日、相手がいるなかでボールから逃げる動きが、逃げすぎたかな、と高倉さんからも言われて。走る角度や距離感を臨機応変に判断しないといけないと思いました。FWとしてはやっぱり決定力が大事。それ以外にも、流れの中でのチャンスメークやボールの引き出し方、タイミングは意識しています」