中島翔哉、3人突破の華麗フェイント 先制点アシストを現地紙絶賛「称賛を受けるべき」
国内カップ準々決勝、中島の1アシストでアル・ドゥハイルが2-0と勝利し準決勝進出
日本代表MF中島翔哉が所属するカタール1部アル・ドゥハイルは、2日のカタール・アミールカップ(国内カップ)準々決勝でアル・シャハニアと対戦し、2-0と勝利して準決勝進出を決めた。先発した中島は相手3人に囲まれながらも密集地帯を抜け出し、絶妙なパスで先制ゴールをアシストする活躍を披露している。
中島は攻撃の一角を担うも前半は0-0のまま折り返した。だが後半13分に日本人アタッカーが守備網を突破して強烈な存在感を見せつける。
アル・ドゥハイルは右サイドから仕掛けるなか、相手ペナルティーエリア手前で縦パスを受けた中島が前を向くと同時にドリブル突破を図る。前方に2人、後方に1人と瞬間的に3人に囲まれるも、鮮やかなフェイントで密集地帯を切り抜けるとFWアルモエズ・アリとのワンツーで突破。エリア内で再びパスを受けた中島は相手GKと1対1となるも、冷静に横パスを選択し、FWユセフ・エル=アラビの先制点をアシストしている。
中島は後半25分に途中交代したが、チームは2-0と勝利し準決勝進出を果たした。カタール紙「ガルフ・タイムス」は試合の結果を伝えた一方、中島のパフォーマンスに言及。「エル=アラビが先制点を決めたが、ショウヤ・ナカジマが称賛を受けるべきだ。日本人はパス交換から相手GKと1対1となった。しかし利己的にならず、フリーのエル=アラビにパスをした」と、中島の突破力と状況判断力を絶賛している。
日本代表の攻撃をけん引する1人として期待される中島。2月に移籍した新天地でも高い評価を得ている。
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