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カシージャス、選手キャリア続行は困難か 専門医が見解「日常生活に戻ることはできるが…」
元アスリートの心臓病学者コルバラン氏はプロとしてのプレー続行に疑問符
ポルトの元スペイン代表GKイケル・カシージャスは現地時間1日、急性心筋梗塞で倒れ、病院へ搬送された。容態は安定して命に別状はないとされたが、元アスリートでもある心臓病学者のフアン・コルバラン氏はカシージャスが再びプレーするのは難しいとの見解を示している。スペイン紙「AS」が報じた。
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カシージャスは1日に行われたチーム練習中に倒れ、そのまま市内の病院へ入院した。同選手の代理人であるカルロ・クトロピア氏は「イケルは火曜日(4月30日)に強度の高いトレーニングをして、それを水曜日(5月1日)の朝にも行った。水曜日のトレーニング中に不調を訴え、胸や口、腕に痛みを感じていたんだ」と倒れる前日まで異変はなかったと主張。突然の出来事に周囲も動転した。
その後に容態は安定したとクラブからも発表されている。日常生活も問題なく送ることができるようだ。ただし、プロサッカー選手としてのプレー続行には疑問符が残るという。
現役時代にはレアル・マドリードでプレーした元プロバスケットボール選手であり、現在は心臓病学者のコルバラン氏は、スペイン国営放送「TVE」で「心筋梗塞を患い、フットボールをプレーすることはできない。特にゴールキーパーはね」とコメントしている。“聖イケル”と称されたスペインのレジェンドが現役を続けるのが難しいのではとの見解を示した。
血管を広げるためのステント治療(管状の部分を内部から広げる医療機器を挿入する治療法)を受けたとされるカシージャスだが、コルバラン氏は冠動脈にステントを抱えたままゴールキーパーとしてプレーすることは難しいと解説する。
「イケルは日常生活に戻ることはできるだろうが、もうプロのアスリートに戻ることはできない」
スペインが誇る守護神を再びピッチで見ることはできないのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)