39歳の元バルサMFシャビ、今季限りでの現役引退を発表 指導者転身と海外報道
スペイン代表としてW杯優勝も経験、2015-16シーズンからカタール1部アル・サッドでプレー
かつてスペインの名門バルセロナの司令塔としてタクトを振るった男がスパイクを脱ぐ決断をしたようだ。現在カタール1部アル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビが今季限りで現役を引退し、コーチとして新たな道を歩むと発表した。母国スペインをはじめ、海外メディアが一斉に報じている。
シャビは公開書簡のなかで「39歳まではサッカーができたことは特権だった。今季が選手として最後のシーズンとなるが、将来コーチとして何ができるか楽しみにしている」と綴り、今季限りでの引退を発表した。
現在39歳のシャビはバルセロナの下部組織出身で、1998年にトップチームデビュー。すぐさま頭角を現すとチームの中心的存在として、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝4回、リーガ・エスパニョーラ優勝8回など、数多くのタイトルを獲得した。スペイン代表としても2010年の南アフリカ・ワールドカップをはじめ、2008年と2012年の欧州選手権(EURO)連覇に貢献している。
17シーズンにわたってバルセロナでプレーし、2015-16シーズンから現在のアル・サッドに在籍。今季をもってスパイクを脱ぐ決意をしたようだ。
スペイン紙「ムンド・デポルティポ」は「シャビがコーチ業に専念するため現役引退を発表」と報道。また英公共放送「BBC」も「元バルサMFシャビが今季終了後に引退」と速報している。
バルセロナで一時代を築き上げた名プレーメーカーが選手としてのキャリアに終止符を打つなか、指導者としてどんな道を歩むのか注目が集まる。