天才ジダン、王国ブラジルを手玉に取った“伝説の美技”に再脚光 「本物の王様だった」

元フランス代表MFジダン【写真:Getty Images】
元フランス代表MFジダン【写真:Getty Images】

06年ドイツW杯でブラジルのテクニシャンたちを翻弄する様子を大会公式がリバイバル

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、現役時代に希代のテクニシャンとして鳴らした。ワールドカップ(W杯)公式SNSは、フランスが生んだ天才が2006年のドイツ大会で王国ブラジルの選手を次々と手玉に取る圧巻のテクニックを回顧。「彼は本物の王様だった」「ジダン=神」と改めて称賛の嵐となっている。

 ユベントスやレアル・マドリードで活躍したジダンは、反転しながらボールを足裏でコントロールする「マルセイユルーレット」に代表されるように、数々のテクニックで対峙した選手たちを翻弄してきた。

 W杯公式インスタグラムとツイッターは、SNSで頻繁に行われている「振り返りの木曜日」として、2006年ドイツ大会の準々決勝フランス対ブラジル戦(1-0)の動画を投稿している。

 映像では、ジダンがブラジル代表MFカカ相手に巧みなタッチでボールをキープするシーンに始まり、高速シザースや流れるようなマルセイユルーレット、元ブラジル代表MFロナウジーニョやFWリバウド、DFロベルト・カルロスを手玉に取る様子を余さず収めている。

 W杯公式インスタグラムは「ジダンが優れた個人技で美しいゲームを見せる方法をブラジルに教える」と綴れば、同ツイッターは「ジズー(ジダンの愛称)。2006年ドイツW杯のブラジル戦での象徴的なパフォーマンス」と紹介。往年のファンからは「その夜、彼は本物の王様だった」「ビーストモード」「21世紀最高の選手の1人」「彼のボールタッチは視線を釘付けにさせる」「ジダン=神」と改めて称賛の声が上がっている。

 ジダンはその後の決勝でイタリア代表DFマルコ・マテラッツィに頭突きを見舞って退場となり、ドイツ大会は準優勝に終わったが、王国ブラジル相手に見せた数々の美技は今なお人々の記憶に鮮明に残っているようだ。

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