窮地に立つミランの10番 サッスオーロ戦MVPにイタリア全紙が本田ライバルを選出
2ゴールの起点になったチェルチを絶賛
ACミランMFアレッシオ・チェルチが1−2で勝利した25日の本拠地サッスオーロ戦で、地元メディアから満場一致でこの試合の最優秀選手に選出。4-3-3システムの右ウイングの定位置を争う日本代表MF本田圭佑は4試合連続で先発落ちとなり、ライバルの台頭によってこれまでにないほどの窮地に追い込まれた。
4−3−3システムの右ウイングで先発したチェルチは、前半29分に得意のカットインからFWバッカにスルーパスを出した。これを相手GKがファウルで止めたために退場処分となり、ミランはPKで先制することができた。
地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はチェルチに最高点の7点を与え、この試合のMVPに選出している。
寸評では「復活した? 常にゲームで躍動した。バッカヘアシスト以外にも、黄金のボールをコロンビア人に出した。サイドから多く攻撃をリードした」と絶賛。前線に送り出した効果的なパスは「黄金のボール」と称賛されている。
左ウイングで先発したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラは6.5点の合格点。ボランチのクツカとポーリが5点で最低評価で並んでいる。
「コリエレ・デロ・スポルト」紙も7点でチェルチに最高点を与えている。「最初は何度かブーイングを浴びたが、チャレンジを続けて攻撃を牽引した。PKを決めたバッカには対角線のパスを出した。最後の攻撃でも2-1で勝ち越すCKのチャンスを手にした。明らかにプレーする時間は増えている。スタミナもついてきた。自身もついて、貢献も向上するばかり」と、2ゴールの起点となったアタッカーは手放しで絶賛されている。
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