スペイン2部オサスナの2選手が決めた圧巻ゴールに反響、リーグ公式が映像を公開

　スペイン2部で生まれたゴールに衝撃が広がっている。4月27日のリーグ第36節オサスナ対アルバセテ（2-0）で2選手が同時に反応し、シンクロしたかのようにダブルオーバーヘッドキックでゴールを叩き込み、海外メディアは日本の人気漫画を引き合いに出して「まるでキャプテン翼！」と絶賛している。

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　スーパーゴールが生まれたのは、オサスナが本拠地でアルバセテを迎え撃った一戦だ。0-0のまま推移したなか、後半24分にオサスナが右CKを獲得。中央に鋭いクロスを送り、ヘディングシュートは相手GKに一度弾かれたものの、ゴール手前で混戦となった。そのこぼれ球に反応したのが、オサスナDFウナイ・ガルシアとFWファン・ビジャールだ。

　混戦でボールが空中に浮き、ガルシアとビジャールが同時に飛び込む。2人は相手ゴールに背を向けながら低空のオーバーヘッドを試みた。2人の右足が交錯するように重なり合い、その一撃はゴールに吸い込まれた。これで先制したオサスナが2-0で勝利している。

　リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターが2日、“ダブルオーバーヘッド”の瞬間を収めたゴール映像を公開。「オリベルとベンジ（キャプテン翼のスペイン語版タイトル）を見たことがあるなら、このダブルオーバーヘッドを好きになる」と記している。

　スペイン紙「マルカ」が「まるでキャプテン翼！」と伝えれば、スペインメディア「Deportes Cuatro」は作中に登場する立花兄弟に触れて「立花兄弟のダブルショットのようだ」と言及。さらに米紙「ラ・オピニオン」も「日本のアニメと比較され、世界中で拡散している」と報じている。漫画のようなゴールの反響は広がり続けているようだ。