レアル、新司令塔と年俸5億円超で合意とスペイン紙報道 “駆け引き”の存在も指摘
トッテナムのデンマーク代表MFエリクセンと個人合意か
今夏、大型補強を行うと噂されるレアル・マドリードは、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得に動いていると報じられてきた。スペイン紙「AS」は、条件面でクラブと選手個人が合意に達したと報じ、年間400万ユーロ(約5億円)以上の年俸を提示したとしている。
レアルは今後、トットナムの首脳陣と交渉を始めるが、「AS」は「一筋縄ではいかない過去の事例と似たような形になるかもしれない」と伝えている。2012年にクロアチア代表MFルカ・モドリッチの移籍話の決着がついたのは、8月27日のこと。そして、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの移籍決定も、13年の8月31日だった。なお、両クラブが最後に交渉を行ったのは、18年6月、ジネディーヌ・ジダン監督の退任を受けて、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長がマウリツィオ・ポチェッティーノ監督の引き抜きをトットナムのダニエル・レヴィ会長に持ち掛けたときとされている。
レアルがエリクセンの獲得オファーを最初に出したのは18年末のこと。当時、レアルはエリクセンの獲得には2億5000万ユーロ(約313億円)が必要と伝えられている。しかし、エリクセンには20年で満了するトットナムとの契約を延長するつもりはない。そのため、20年6月を過ぎれば移籍金ゼロでの放出を余儀なくされるトットナムは、今夏は1億5000万ユーロ(約188億円)でエリクセンの放出に応じる見込みだというが、レアルはこの状況を逆手に取り20年まで獲得を待つ可能性もあるようだ。
トットナムは、24年まで契約を延長したイングランド代表FWハリー・ケインの年俸を大幅に引き上げたことで、他の選手たちが反発し、ロッカールームに摩擦が起きているとされている。同じことを繰り返さないためにも、エリクセンの放出に踏み切りたいようだ。
イギリス紙「ザ・サン」は、マンチェスター・ユナイテッドもエリクセンの動向を追っているとしている。仮にフランス代表MFポール・ポグバがレアルへ移籍した場合は、その代役にエリクセンを考えているという。今季リーグ戦12アシストのエリクセンを巡るメガクラブの駆け引きは、まだまだ続くことになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)