ライバルに後れ ミラン本田は3トップのウイング枠で3番手に

現状打破には結果を

 昨季16得点を記録したFWジェレミー・メネズは腰痛の手術から回復が思わしくなく、2015年内の復帰は絶望視されている。リバプールから期限付き移籍で加入したFWマリオ・バロテッリもスポーツヘルニアで戦線離脱中。U-21フランス代表FWエムベイェ・ニアングは右足第五中足骨骨折の手術を受け、長期離脱中となっている。

 クラブや監督批判をしたにもかかわらず、試合終了直前に出番を手にした本田は元U-21スペイン代表MFスソよりも立場は上のようだ。だが、現時点ではウイング枠の3番目という序列となっているのが現実だろう。

「5人いるフォワードのうち、我々には2人しかいない。水曜日は、また重要な試合がある。様子をみよう。また勝利しなければいけない」

 ミハイロビッチ監督はそう語った。4試合連続のスタメン落ちとなった背番号「10」はリーグ戦で1年以上ゴールから遠ざかっている。ポジションを争うライバルが離脱している間に、ウイングの3番手という現状を打破するためには目に見える結果を一刻も早く出すしかなさそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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