英雄マラドーナ、技ありの“椅子座り”股抜きに海外紙称賛 「魔法を失っていない」
ロッカールームでアシスタント相手に股抜きを決め、歓喜する様子を海外紙が投稿
アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナは、58歳となった今もかつてのテクニックは錆びついていないようだ。ロッカールームで椅子にどっかりと座った状態で、歩いてきたアシスタントの股にボールを通して大喜び。海外メディアも「魔法を失っていない」と取り上げている。
現役時代はバルセロナやナポリでプレーしたマラドーナは、アルゼンチン代表として1986年にメキシコ・ワールドカップ(W杯)を制覇。97年に現役を引退した後は、2008~10年にアルゼンチン代表の指揮を取り、翌年にはUAE1部アル・ワスルの監督に就任。17年にはUAE2部アル・フジャイラ、18年からはメキシコ2部ドラドス・デ・シナロアを率いている。
1986年メキシコW杯の“5人抜き”やウォーミングアップでの巧みなリフティングなど、数々の伝説のテクニックを刻んできたマラドーナだが、「AS」紙チリ版公式ツイッターが「マラドーナが隣にいるなら、あなたは眠りに落ちることができない」と1本の動画を投稿した。
映像では、ロッカールームの椅子にどっかりと座ったマラドーナが、足もとにあったボールを歩いてきたアシスタント目がけて左足裏で蹴る。相手の顔しか見ていない状況で綺麗に股下を抜いてみせ、アシスタントが天を仰ぐと、「イヤーー」と声を上げ、満足げに高笑いした。
「AS」紙チリ版は公式サイトで、「マラドーナがアシスタントに股抜き。彼は魔法を失っていない」と言及。アルゼンチン紙「オレ」は「マラドーナが座りながら股抜き。マラドーナは立ち上がらずに魔法を使った」と報じている。日常における何気ないワンシーンとはいえ、天才マラドーナの健在ぶりを証明するには十分だったようだ。
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