ミラン4戦ぶり勝利も本田は見せ場なし サッスオーロ戦終了間際に途中出場

本田のライバル、チェルチが先制PKを演出

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は25日、本拠地サン・シーロで行われたサッスオーロ戦の後半44分に途中出場。わずかなプレー機会で試合終了のホイッスルを聞いた。ミランは2−1で勝利し、4試合ぶりにリーグ戦で白星を飾っている。

 このサッスオーロ戦と次節のキエーボ戦のホーム2連戦の結果次第で、シニシャ・ミハイロビッチ監督の進退問題に発展するミランは、GKに16歳の新鋭ジャンルイジ・ドンナルンマをスタメン起用。1995年にパルマ所属の選手として記録された現イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)の17歳295日を約1年も塗り替える、16歳242日でのセリエA史上GK最年少スタメン出場記録となった。

 ミランは前節トリノ戦で導入した4-3-3システムを継続。前線は右からFWアレッシオ・チェルチ、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが並んだ。

 試合開始から一進一退の展開が続く中で、ゲームが大きく動いたのは前半29分。右サイドで縦パスを受けたチェルチが中央に切れ込みながらスルーパスを出すと、バッカがGKに倒されてミランにPKが与えられた。本田とポジションを争ってきたライバルの鋭いプレーで、サッスオーロのGKアンドレア・コンシーリにはレッドカードが提示された。そして自ら得たPKをバッカが決め、ミランが1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

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