7位転落のミラン、ガットゥーゾ監督解任せず 逆転でのCL出場権獲得へ続投決断
熾烈な4位争いのなかで解任報道が浮上も…レオナルド&マルディーニ氏との会談で続投決定
イタリアの名門ACミランは、残り4試合となったセリエAで来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を目指す熾烈な戦いに臨んでいるが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を続投させて乗り切る決断を下したようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミランは現地時間28日のトリノ戦に0-2で敗れて7位に後退。直近のリーグ戦7試合で1勝2分4敗と急失速したことで、CL出場圏外に転落する危機的状況を迎え、ガットゥーゾ監督を解任して下部組織を率いるフェデリコ・ジュンティ監督を内部昇格させる案が浮上していると報じられていた。
チームのトレーニングがオフとなった29日、午後3時すぎにガットゥーゾ監督はミランのトレーニング施設「カーザ・ミラン」へ到着。そこで強化部門を統括するクラブOBで元ブラジル代表MFのレオナルドSD(スポーツ・ディレクター)と、同様に強化部でOBの元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏の2人と会談。そして約1時間後に、ガットゥーゾ監督は施設を後にしたという。
同メディアによれば、その会談では両者からガットゥーゾ監督に残り4試合の指揮を任せることが伝えられたようだ。これにより、ミランは監督交代を行うことなく今季の残り試合でCL出場権の獲得を目指すことになった。
一方で、仮にそのミッションに成功しても6月にガットゥーゾ監督は退任となり、来季は新たな指揮官を招いて戦う方針に変わりはないとされた。
来季のCL出場権を巡るセリエAの4位争いは、現地時間29日にアタランタが勝利したことで勝ち点59の4位に浮上。ローマが同58の5位、トリノとミランが同56で6位と7位に続く大混戦となっている。ミランの残りカードはボローニャ(現在14位)、フィオレンティーナ(同11位)、フロジノーネ(同19位)、SPAL(同13位)と下位相手となっている一方、他の3チームはすべて首位ユベントス戦を残している。ガットゥーゾ監督の下、赤と黒の名門は2013-14シーズン以来のCL出場を叶えることができるだろうか。
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