ナポリFWが“伝説”マラドーナの記録に並ぶ セリエA通算81得点に「誇りを感じる」
ベルギー代表FWメルテンス、アウェーでのフロジノーネ戦で見事な放物線を描くFK弾
ナポリのベルギー代表FWドリース・メルテンスが、現地時間28日にセリエA第34節フロジノーネ戦に先発し、直接FKを決めて先制点を奪いチームの勝利に貢献した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」よれば、この試合で先制点を挙げたメルテンスはセリエAでの通算得点数を81とし、ナポリのレジェンドである元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏の通算得点数に並んだという。
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1位のユベントスに勝ち点18差をつけられて独走優勝を許してしまった2位のナポリは、残り4試合で3位インテルに勝ち点差8となっているが、4位以下には勝ち点差で12以上を離していてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権をほぼ確実なものとしている。そういった状況のなか、残留争いをしているフロジノーネとアウェーで戦ったナポリは、油断することなく試合序盤から相手を攻め立てた。
そして前半19分、ゴール正面やや左寄りとなる絶好の位置からFKのチャンスを得たナポリは、メルテンスをキッカーに据える。右足から放たれたボールは縦方向に曲がり、壁の上を越えるきれいな放物線を描いてゴール左に吸い込まれた。
見事に先制点を挙げたメルテンスにとって、これがセリエAで通算81得点目。クラブの伝説的選手であるマラドーナがセリエAで記録した通算得点数に並ぶ数字で、クラブ歴代3位タイの記録となった。
ナポリは後半4分にドイツ代表FWアミン・ユネスのゴールで追加点を挙げ、2-0で危なげなく勝利している。
81得点でマラドーナの記録と並んだメルテンスは、試合後に自身の公式ツイッターで「ナポリの象徴で世界一のプレーヤーと共通のものを保持できることに誇りを感じる」と、喜びのコメントを投稿している。
なお、ナポリのクラブ通算得点記録1位は、1920年代から30年代に活躍したアントニオ・ボーヤックの通算102得点で、2位は2月に中国の大連一方に移籍したスロバキア代表MFマレク・ハムシクの100得点となっている。
メルテンスはナポリとの契約期間を2020年までとしている。今夏での移籍がなければ少なくとももう1シーズンはナポリでプレーすることになり、それまでに歴代トップのゴール数を更新できるかもしれない。その差は21ゴール。現実的な数字と言えそうだ。
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