バルサ優勝の裏で“いざこざ”発生… テレビ放映でトロフィー授与の瞬間が放映されず
「カップを贈呈したはずなんだが…」 リーグ側は“CGトロフィー”の存在も批判
リーガ・エスパニョーラはバルセロナが現地時間27日に行われた第35節レバンテ戦で1-0の勝利を飾り、通算26回目、そして昨シーズンに続く連覇を達成した。本拠地カンプ・ノウで喜びに浸ったイレブンだが、その表彰シーンについて、放映を担当している「ラ・リーガTV」とスペインサッカー連盟の間でいざこざが起きているのだという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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バルセロナはレバンテ戦、後半開始から投入されたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが同19分に相変わらずの決定力で先制ゴールを決め、その1点リードを最後まで保ちきった。試合後に行われた表彰式では9万人超の観客が詰めかけたカンプ・ノウの照明が落ち、ファン・サポーターがスマホを照明代わりにするなど、選手とともに聖地は歓喜に沸いた。
一番盛り上がった瞬間はもちろん、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長がキャプテンであるメッシにリーガのトロフィーを渡して、メッシが掲げる瞬間だった。しかしこのシーン、観戦したファンはともかく、放映を担当する「ラ・リーガTV」の映像では押さえられていなかった。この瞬間、同局はカンプ・ノウの遠景を撮影し、バルサのロゴと「FC BARCELONA CAMPEON LaLiga Santander 2018/2019」の文字と、CGでつくったリーガのトロフィーを合成して見せて、その下側でメッシがトロフィーを受け取っていたのだ。
メンツをつぶされた形となったのは、リーガ側である。コミュニケーションディレクターを務めるパブロ・ガルシア・クエルボ氏は自身のTwitterでこのように愚痴っている。
「今日、スペインサッカー連盟の会長がバルサに対してカップを贈呈したはずなんだが、(もう1つの放映局である)Movistarでしか目の当たりにすることができなかった。なぜなら、ラ・リーガTVのチャンネルではこのシーンを“隠した”からなんだ」
同氏は到底納得いていないようで「それに加えて彼らはこの大会のためのものではないトロフィーを合成したんだから」と、CGでのトロフィーについても批判している。放映局としては連覇の偉業を称えようと工夫したのだろうが、間の悪さによって批判の矢面に立つ形となってしまった。
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