「クレイジーなゴールキック」 レスターGK、得点演出の“70mフィード”に反響「真の芸術」

レスターGKシュマイケル【写真:Getty Images】
レスターGKシュマイケル【写真:Getty Images】

シュマイケルがゴールキックからヴァーディの追加点を演出 アーセナル3-0撃破に貢献

 レスター・シティは現地時間28日、プレミアリーグ第36節でアーセナルと対戦し、3-0と快勝した。熾烈な”トップ4″争いを繰り広げる強豪アーセナルを相手に、優勝したシーズンを彷彿とさせるカウンターアタックを炸裂させたレスターだが、2点目を演出したデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルの圧巻のロングフィードに注目が集まっている。

 レスターは今年2月に成績不振によりクロード・ピュエル監督を解任。厳しいシーズンを強いられることになったが、ブレンダン・ロジャース新体制では徐々に復調を見せ、かつての輝きを取り戻し始めている。そして、アーセナル戦では、奇跡のプレミア優勝を果たした2015-16シーズンのレスターを彷彿とさせる見事なカウンターアタックを炸裂させる。

 1-0で迎えた後半41分、守護神シュマイケルのゴールキックからミサイルのように放たれた約70メートルのロングフィードは、アーセナルの最終ラインの裏を突く絶妙なスペースに落ち、スピードスターのヴァーディがそれを拾うと、相手GKの立ち位置を見極めてループシュートを放つ。これはクロスバーに嫌われるが、跳ね返りに素早く反応したヴァーディが頭で押し込み、追加点を奪った。

 この度肝を抜くカウンターアタックに海外メディアも反応。ポルトガルメディア「Notícias ao Minuto」が、「シュマイケルのパスは真の芸術作品」と表現すると、デンマークメディア「TIPSBLADET」は「シュマイケルのアシストはアーセナルにとって死の一撃となり、新たな敗北を与えた」と見出しを打って報じており、「デンマークの守護神は自身の力で試合を動かした。クレイジーなゴールキックをフリーのヴァーディへと送ってみせた」と紹介している。

 2015-16シーズンにリーグ優勝を成し遂げて以来、主力の流出などによって思うような時期を過ごせていないレスターだが、アーセナル戦で見せた快勝は、プレミアに旋風を巻き起こした”奇跡の王者”の復活を予感させるスタイルを見せつけていた。

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