前半0-0は「勝ちパターンの1つ」 浦和、無失点での3連勝を支える“赤い壁”の証言

「相手にボールを持たせるリズムをつかめている」 徐々に高まる守備の質

 また、槙野も「自分たちが守備をしながら、相手ボールの時に余裕が出てきたと思います。次の攻撃への転じ方を考えながら守れているし、危険なところを締めながら相手にボールを持たせるリズムをつかめているなと感じました。神戸戦よりも選手の位置が高くなったと思います」と、同じ無失点のなかでも質を高めることができていると自信を持っている。

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 今季の浦和は、これでリーグ9試合を終えて7失点。そのうちコンサドーレ札幌に2失点、横浜F・マリノスに3失点した試合があるため、実際には過半数の5試合が無失点となっている。そうした数字に西川は「自分のプレーが勝利につながっている充実感がありますね。34試合が終わった時、34失点以内にしなければと思っていますから」と、試合数以下の失点で乗り切ることへの強い意欲がある。

 今季の浦和が、攻撃力と得点力に課題を抱えているのは事実だ。実際に9試合を終えての8得点は試合数を下回っている。それでも勝ち点17は3位サンフレッチェ広島と同じ(得失点差で5位)で、失点の少なさがこの順位と勝ち点を生み出していると言える。最終ラインの“赤い壁”を越えた先を西川が守る浦和ゴールは、容易に陥落しない堅さを見せ続けている。

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