「馬鹿げている」 ジダン監督、“スター共存できない説”を否定「私とジョルカエフも…」
レアル移籍が噂されるアザールとベイルの“共存”について、公式会見で問われ見解示す
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは、今夏もレアル・マドリード移籍の可能性が盛んにメディアで報じられている。スター軍団に新たなアタッカーが加わる際、世間を賑わすのは既存の同タイプの選手と共存できるか否かという話題だ。この点について公式会見で問われたジネディーヌ・ジダン監督は、「ナンセンス」と一蹴している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに去った今シーズン、“白い巨人”のエースを襲名するはずだったのがウェールズ代表FWギャレス・ベイルだ。しかしロナウドの去った穴を埋めきれず、第34節終了時点でリーガ・エスパニョーラで28試合8ゴール。決定機を外す場面も散見され、本拠地サンチャゴ・ベルナベウに詰めかけるサポーターからブーイングを浴びるなど風当たりは強い。
一方、アザールはチェルシーのエースとして今季も輝きを放ち、ここまでプレミアリーグで34試合16ゴール。レアルとは長年にわたって相思相愛の関係と報じられてきており、今夏の移籍市場に向けても手取りで年俸2000万ポンド(約30億円)のオファーを出したなど、来季のスペイン上陸の可能性が盛んに報じられている。
仮に移籍が実現した場合、ともにサイドを主戦場とするアタッカーである両者は共存できるのか――。公式会見で記者から「ベイルとアザールは共存可能か?」と質問されたジダン監督は、「ナンセンスだ」と述べると、「すべての選手は共存できる」とコメント。さらに「私とジョルカエフの時も同じことを言われたが、全くもって馬鹿げている」と続けた。
ジダン監督は現役時代、フランス代表の一員として自国開催の1998年フランス・ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たしているが、その時に攻撃の両輪を担ったのがジダンとユーリ・ジョルカエフだった。当時のエメ・ジャケ監督は、親善試合でともに「10番タイプ」である両選手をあまり共存させなかったが、W杯本大会で同時にピッチに立てば2人は絶妙なハーモニーを奏でた。
そんな自身の経験も踏まえながら、ジダン監督は過熱する“憶測報道”に釘を刺す形となった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)